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IMF に つ い て |
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IMFの融資財源 2003年4月 IMFはその原資を加盟国から受け取ります。各加盟国の拠出金、すなわちクォータは概して各国の経済規模に基づき、同水準の国のクォータを勘案して決定されます。IMFの原資総額(貧困国への貸付充当分を除く)は、2003年1月末現在2,180億SDR(3,000億米ドル)に上りますが、IMFの貸付能力はこれを下回ります。必要な場合、IMFは加盟国からの借入れによって金融資産を補完します。 クォータシステム 各加盟国にはIMFの融資財源にどれだけ貢献するかを決めるクォータが割り当てられます。クォータは世界経済に占めるその国の相対的規模に基づいています。IMFへの加盟にあたり、広く受け入れられている外国通貨(米ドル、ユーロ、円、英ポンドなど)またはSDRで、クォータの25%を払い込まなければなりません。残りの75%は自国通貨で払い込みます。 クォータは最低5年ごとに見直されます。1998年に行われたクォータ見直しでは、IMFのクォータ合計は1,460億SDR(当時の換算で2,000億ドル)から2,130億SDR(2,940億ドル)に増加し、それが現在のIMFのクォータ額となっています。 金の保有 IMFは世界最大の公式金保有者の1つです。市場価格で評価すれば、その金保有高は約260億SDRに上ります。しかし、この金の使用には厳格な制限が設けられています。例えば、金は新規貸付の原資としては使用できません。 IMFの融資および貸付予約能力 IMFが貸付に使えるのは大きな資金力を有する国の通貨だけであるため、その融資能力は金融資産総額を下回ります。貸付に際してIMFは、自ら保有するこれらの主要国通貨を借入国が利用する資金の準備資産として交換します。IMF理事会は3カ月ごとに国際収支の動き、リザーブポジション、為替の趨勢、対外債務などを判定基準として、IMFの貸付に使用する通貨を選定します。2002年9-11月の期間について、理事会は44カ国(合計で1,630億SDR相当のクォータ)が金融資源を提供するのに十分な力を有していると判定しました。これらの大部分は工業国でしたが、ボツワナ、中国、モーリシャス、トリニダード・トバゴのような開発途上国もリストに含まれています。 IMFが保有するこれらの44カ国の通貨は、IMF自体が保有するSDR(2003年1月末現在11億SDR)とともに、加盟国への貸付の基礎となります。しかし、これらの原資は、すでに貸し出し済みのものや、近く行われる借入用に予約済みとなっているものも含むため、IMFが新規貸付として確約できる金額を計るにあたっては、これらを差し引いて考える必要があります。さらに、IMFも十分な準備金を保有しなければなりません。2003年 1月現在、1年先までのIMFの新規(非譲許的)貸付能力は、金融資産合計の約4分の1にあたる、570億SDR(780億ドル)となっています。この貸付能力は続く12カ月間に予定されている返済を考慮に入れています。 IMFによる借入 IMFは例えば金融危機の場合などに、その貸付能力が加盟国のニーズに追いつかないと考えた時には、公的および民間のソースから資金を借り入れることがあります。この目的のためにIMFは340億SDRの追加資金にアクセスが可能な3つの信用取極を創設しました。最も重要なものが新規借入取極(NAB)で1998年に発効しました。NABの下で25カ国が340億SDR(440億ドル)の貸付に同意しました。1962年に設けられた一般借入取極(GAB)は、11の工業国からの170億SDRに加え、これに関連してサウジアラビアとの合意を通じて、15億SDR貸付の確約も得ています。NABとGABの借入れを合わせた総額が340億SDRを超えることは許されていません。 IMFの譲許的貸付と債務救済 IMFは低所得国に対し、貧困削減・成長ファシリティー(PRGF)の下での譲許的貸付、と重債務貧困国(HIPC)イニシアチブの下での債務救済を通じて、金融支援を行っており、このための財源は、二国間拠出とIMF自身によって賄われています。これらはクォータとは別に扱われ、IMFが受託者となるPRGFおよびPRGF-HIPCトラストにより管理されています。 PRGFトラストはPRGF取極を支援する形で貸付を行い、市場金利に対し、年利0.5%という譲許的金利まで利子を下げる目的で創設されました。その財源は17の二国間融資元によって供出された158億SDRとIMF加入国の多くから拠出された補助金とからなります。 PRGF-HIPCトラストは、2002-2005年の期間中にPRGF貸付の資金援助を行い、HIPCイニシアチブの下での債務救済を行うために創設されました。このトラストの財源は93の二国間ドナーからの供与と預金、そしてIMFの拠出金によって賄われています。IMFの拠出金の大半は2000年度の金の場外取引による純収益を投資して得られた所得によります。 PRGF貸付の資金とHIPCイニシアチブに関するIMFのコストを賄うのに要する資金は72億SDR、うちPRGF貸付の資金は51億SDR、HIPCイニシアチブ支援のコストは21億SDRと推定されます。PRGF とPRGF-HIPCトラストの財源は、2005年までのPRGF貸付とHIPCイニシアチブへのIMFの参加コストを賄うものと予測されています。 |