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IMF に つ い て |
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IMFによる財政の透明性の促進
2003年4月 1998年4月16日にワシントンD.C.で開かれたIMFの第50回国際通貨金融委員会は、「財政の透明性についての良い慣行に関するコード - 原則宣言」を採択しました。現在IMFウェブサイトに掲示の改訂版コードは2001年3月23日、IMF理事会によって承認されました。コードで提唱されている「良い慣行」は、政府の構造や財政の明確な実態がわかり、財政の健全性を査定できることを国民や市場に保証する財政の透明性に関するスタンダードです。すべての国が、このコードが提唱する「良い慣行」を採択することが望まれますが、同時にその実施はあくまで各国の自主性を尊重したものでなくてはなりません。 財政の透明性に関する良い慣行とは 「財政の透明性についての良い慣行に関するコード」は4つの一般的な原則に基づいています。 • 明確な役割と責任 - 政府部門が公的部門一般および他の経済部門と区別されていること。公的部門内部の政策および管理上の役割が明確で、公表されていること。財政運営のための明確な法的・行政的フレームワークが存在していること。 • 情報の入手可能性 - 政府の過去および現在並びに予定されている財政活動にかかわるすべての情報を国民が知ることができること。財政情報のタイムリーな公表を行う旨、政府が公約すること。 • 開かれた予算の編成・実行・報告 - 財政政策の目的、マクロ経済のフレームワーク、予算の政策的根拠、予見可能な財政上の主なリスクが、予算書類に明記されていること。 予算データは、政策分析を容易にし、アカウンタビリティを促進するような分類・表現がなされていること。予算の実行や歳出モニタリングの手続きが具体的に明記されていること。立法府および国民に対して定期的な財政報告がおこなわれること。 • 信頼性の確保 - 財政関連データは公認の品質基準を満たし、独自の審査を受けること。データの真実性について国民に保証するメカニズムが存在すること。 コードの実施方法 このコードを実施する際の手引書『財政の透明性に関するマニュアル』は、原則や慣行を詳述するとともに、「良い慣行」に関し、加盟国の経験を踏まえて分かりやすく記したものです。このマニュアルは「良い慣行」のすべてを包括的に説明していませんが、コードの現実的な実施に役立つ数多くの参考例や関連ウェブサイトのアドレスを載せています。 コードの実施には加盟国における財政管理システムの透明性を査定したり、財政の透明性向上に関する国ごとの優先順位づけをすることが必要です。マニュアルではコード全般の遵守が非常に困難であるような国々にとって最もプライオリティが高いと思われる幾つかの項目からなる最低限のスタンダードが提案されています。基本的な要求事項として強調されているのは、質の高い財政報告が一定の期間内に大多数の国々が入手できる形で作成されるようになる、良い慣行の実施です。財政の透明性についてのコードの実施に向けた第一歩として、IMFは各国の当局が財政の透明性に関する質問用紙への記入を完了するよう促しています。国によっては記入済みの質問用紙を自国のウェブサイトで公表しています。 IMFは、重要領域でどの国がどの程度、スタンダードやコードの要求を満たしているかを分かるようにするため、「Reports on Observance of Standards and Codes (ROSCs)」と呼ばれるスタンダードとコードの年次の遵守モジュールを開発し、参加国の数は増え続けています。ROSCは、記入された質問用紙をもとにIMFスタッフがまとめたその国の慣行概要およびスタッフのコメントから構成されるほか、適切と思われる場合には、これに改善のための提言が加わる場合もあります。ROSCは、当該国当局の同意を得た上で「Standards and Codes」と題したIMFのウェブページに掲載されます。発表されたROSCを最新のものにするための努力として同じウェブサイトに、更新したROSCを掲載するようにしています。年次のROSCが古くなった場合、オリジナルを新しいものに差し換えることによりROSCの再評価がなされます。2003年3月時点で48のROSC財政透明性のモジュールがウェブ上に公表されており11カ国分が更新されました。さらに約20カ国のレポートが今年中に新規掲載もしくは改訂される予定です。 追加情報の入手先 2003年3月19日、IMF理事会は経済・金融のシステム・スタンダードおよびコードに関して得られた経験をレビューし、IMFのスタンダードおよびコードの開発と管理の作業を継続するよう職員に促しました(IMFウェブサイトのPublic Information Notice No. 03/43参照)。 これらのコード、マニュアル、質問用紙は、 IMFの外部ウェブサイト(http://www.imf.org) からアクセスできる「Standards and Codes」と題したページで入手することができます。なお、このページでは、財政の透明性以外にも、IMFが強い関心を有する領域におけるスタンダードやコードに関する資料を掲載しています。IMFの財政の透明性についての作業に関する詳細情報については、fisctran@IMF.orgまでEメールにて資料をご請求下さい。 |