2018年年次総会・春季会合

2018年4月9日

国際通貨基金(IMF)と世界銀行グループは毎年、年次総会と春季会合を開催します。年次総会と春季会合には、各国の中央銀行総裁、財務・開発大臣、民間部門の幹部、市民社会、研究者などが一堂に会し、世界経済の見通し、国際金融の安定性、貧困削減、雇用と成長、経済開発、援助効果の向上といった世界的な問題について協議します。世界のメディアが広く注目する年次総会は、市民社会団体が国際レベルで政策立案者と意見交換を行い交流する機会にもなっています。

開催日、開催地、参加者

IMFと世界銀行グループの2018年総務会年次総会は、10月8日~14日、インドネシアのバリで開催されます。IMFと世界銀行グループの総務会はそれぞれ、各加盟国を代表する総務1名から構成され、通常は財務大臣か中央銀行総裁、または開発担当大臣がその職務に就きます。年次総会において総務会は、両機関の今後の業務に関連する主要な政策課題を決定し、その後、両機関の理事会がこれらを実行に移すことになります。

年次総会は通常、ワシントンDCのIMFと世界銀行の本部で2年続けて行われ、3年目は他の加盟国で開催されます。年次総会のこれまでの開催地のリストは、こちらのウェブサイトを参照ください。

今年の年次総会には約13,000人の参加が見込まれており、総務や総務代理、各国代表団、経済協力開発機構(OECD)や世界貿易機関(WTO)など政府間機関のオブザーバー、金融安定理事会などの金融機関・組織の代表、その他の参加者や報道陣、市民社会団体の代表などが集まる予定です。

年次総会に加え、国際通貨金融委員会(IMFC)と合同開発委員会(DC)は毎年春にも会合を開き、両組織の業務の進捗状況について協議します。IMFと世界銀行の総務会本会議は秋に開かれる年次総会の期間のみに開催されることになっていますが、春季会合にも多くの人が参加し、多岐にわたるセミナープログラムや各地域についてのブリーフィング、記者会見が行われるほか、世界経済や国際開発、世界の金融市場に関するイベントが多く開催されます。今年、春季会合のイベントはワシントンDC416日~22日に開催される予定です。

議題

年次総会と春季会合の中心となっているのは、国際通貨金融委員会と合同開発委員会の会議で、これらの会議ではIMFと世界銀行グループの業務の進捗状況について議論が行われます。国際通貨金融委員会はIMFの総務会に助言と報告を行うとともに、世界経済の見通しや金融市場の動向をはじめとするIMFの責任や役割に関連した喫緊の課題について話し合います。一方で、合同開発委員会では、世銀とIMFの総務会に対して、開発に関する重要事項や、途上国の経済開発や貧困削減の促進に不可欠な財源について助言を行います。これら会議を締めくくる際に、両機関の理事会にとって重要な指針となるコミュニケ(声明)が発表されます。今年の年次総会と春季会合では、国際通貨金融委員会の記者会見が10月13日と4月21日にそれぞれ行われる予定です。年次総会と春季会合に登録した参加者は、イベントのインタラクティブ・スケジュールや総会・会合のロジ情報、関連文書やマルチメディア・ギャラリーをIMFコネクトのウェブサイトから閲覧することができます。

年次総会は、10月12日午前中の本会議で幕を開けます。ここでは、両機関の総務会議長とトップによる演説が予定されています。

その他のイベント

20カ国・地域グループ (G20)、24カ国グループ(G24)、コモンウェルス といった、様々なグループも年次総会及び春季会合の前に、または、総会と会合の期間中に、閣僚級の会議を行います。詳細は、委員会、グループ、クラブのページを参照ください。

IMF専務理事と世銀の総裁による記者会見に加え、両機関のシニアスタッフが、世界・地域レベルの経済見通し、その他時事問題について、プレスブリーフィングを行います。

年次総会前と春季会合前の1週間には、セミナーやニュー・エコノミー・フォーラム、アナリティカル・コーナーやポストカード・シリーズなど議論の場が予定されており、世界経済や金融安定性、経済開発などをめぐる現在進行形の諸問題について掘り下げた討論が行われます。プログラム・オブ・セミナーズを含むこれらセミナーには、政策立案者や研究者、市民社会、民間部門、そして開発・金融の分野のリーダーが集まり、今日の世界経済や金融の課題を話し合いますが、世界を代表するフォーラムとなっています。年次総会期間中のプログラム・オブ・セミナーやパー・ヤコブセン・レクチャーなどイベントの詳細については、スケジュールでご確認ください。

年次総会・春季会合の開催中、市民社会政策フォーラムも開かれています。このフォーラムでは、数々の政策に関する討論セッションが行われ、世界銀行やIMFの職員、市民社会の代表、政府関係者などが参加し、年次総会と春季会合で話し合われている重要課題について意見を交わします。IMF主催、世銀主催、市民社会団体主催のセッションがあります。また、認定を受けた市民社会の代表は、セミナーに参加し報道陣と交流するとともに、各国政府関係者やIMF・世銀スタッフと意見交換を行います。CSOに関連性があるIMFの活動、イベントのまとめ、ペーパー、討議の詳細については、IMFと市民社会のページ、または、世界銀行による市民社会に関するページを参照ください。