2016年年次総会・春季会合

2016年6月24日

国際通貨基金(IMF)と世界銀行グループは毎年、年次総会及び春季会合を開催します。年次総会には、各国の中央銀行総裁、財務・開発大臣、民間部門の幹部、市民社会、学界の代表などが一堂に会し、世界経済の見通し、国際金融の安定性、貧困削減、雇用と成長、経済開発、援助効果の向上といった世界的な問題について協議します。世界のメディアが広く注目する年次総会は、市民社会団体が国際レベルで政策立案者と意見交換を行い交流する機会にもなっています。

いつ、どこで、誰が?

IMFと世界銀行グループの2016年総務会年次総会は、10月3日~9日、ワシントンDCで開催されます。IMF及び世銀グループの総務会はそれぞれ、各加盟国を代表する総務1名から構成され、通常、財務大臣、中央銀行総裁もしくは開発担当大臣がその職務に就きます。年次総会で総務会は、両機関の今後の業務に関連する主要な政策課題を特定し、両機関の理事会がこれらを実行に移すことになります。

年次総会は通常、ワシントンDCのIMFと世銀の本部で2年続けて行われ、3年目は他の加盟国で開催されます。年次総会のこれまでの開催地のリストは、こちらのウェブサイトを参照ください。

今年の年次総会には約13,000人の参加が見込まれており、総務・総務代理、各国代表団、経済協力開発機構(OECD)や世界貿易機関(WTO)など政府間組織・機関のオブザーバー、金融安定理事会などの金融機関・組織の代表、その他の参加者や報道陣、市民社会団体の代表などが集う予定です。

年次総会に加え、国際通貨金融委員会(IMFC)及び合同開発委員会(DC)は毎年春にも会合を開き、両組織の業務の進捗状況について協議します。IMF及び世界銀行の総務会の本会議セッションは秋に開かれる年次総会の期間のみに開催されることになっていますが、多くの人が参加するこれらの春季会合では、多岐にわたる課題について議論するプログラム・オブ・セミナーズ、地域に特化したブリーフィング、記者会見、世界経済、国際開発、世界の金融市場に関するその他多くの イベントが開催されます。今年の春季会合は、ワシントンDCで4月11日~17日の予定で開催されます。

議題

年次総会及び春季会合の中心は、IMFと世界銀行グループの業務の進捗状況について議論する、IMFCとDCの会議です。IMFC はIMFの総務会に助言及び報告を行うとともに、世界経済の見通し、金融市場の動向をはじめとするIMFのマンデート(責務および権限)にかかる喫緊の課題について話し合います。一方、DCは、世銀とIMFの総務会に対し、開発に関する重要事項、および途上国の経済開発や貧困削減の促進に不可欠な融資財源について助言を行います。これら会議を締めくくる際に、両機関の理事会の重要な指針となるコミュニケ(声明)が発表されます。今年の年次総会及び春季会合のIMFC記者会見は、それぞれ10月8日、4月16日に行われる予定です。

年次総会は、10月9日の午前中の本会議で幕を開けます。ここでは、両機関の総務会の議長およびトップの演説が予定されています。

その他のイベント

20カ国・地域グループ (G20)、24カ国グループ(G24)、コモンウェルス といった、様々なグループも年次総会及び春季会合の前・或いは期間中に閣僚級の会議を行います。詳細は、委員会、グループ、クラブのページを参照ください。

IMF専務理事と世銀の総裁による記者会見に加え、両機関のシニアスタッフが、世界・地域レベルの経済見通し、その他時事問題について、プレスブリーフィングを行います。

年次総会及び春季会合の前の週には、世界経済、金融の安定性、及び経済開発などをめぐる現在進行形の様々な問題について徹底的な議論を行うセミナーなどが予定されています。プログラム・オブ・セミナーズを含むこれらセミナーは、政策立案者、学界代表、市民社会、民間部門、そして開発・金融の分野のリーダーが集い、現在の世界経済・金融の問題や課題を話し合う世界の一流の場と言えます。年次総会期間中のプログラム・オブ・セミナーやパー・ヤコブセン・レクチャーをはじめその他のイベントのスケジュールについては、ウェブ上で確認ください。

年次総会・春季会合の開催中、市民社会政策フォーラムも開かれます。このフォーラムでは、数々の政策に関する討論セッションが行われ、世銀やIMFのスタッフ、市民社会の代表、政府関係者などが参加し、年次総会及び春季会合で話し合われている重要課題について意見を交わします。IMF主催、世銀主催、及び市民社会団体主催のセッションが予定されています。また認定を受けた市民社会の代表は、セミナーに参加し報道陣と交流するとともに、各国政府関係者やIMF・世銀スタッフと意見交換を行うことができます。IMFの活動、イベントのまとめ、ペーパー、CSO関連の討議の詳細は、IMF及び市民社会のページ、或いは世界銀行の市民社会のウェブサイトを参照ください。