## 中期融資制度（EFF）

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### 目的・対象
- 中期融資制度（EFF）は、対処に時間を要する構造的脆弱性を抱えているために深刻な中期的国際収支問題に直面している国に対して、資金支援を提供する。
- 長期間にわたり、構造的不均衡を是正するのに必要な政策に重点を置いた包括的プログラムを支援する。
- 適格国：顕在化した、または潜在的な国際収支上のニーズがある全ての加盟国。先進国や新興市場国で多く利用されるが、低所得国が中期与信制度（ECF）と併用してEFFを利用することもある。

### コンディショナリティ（条件付け）
- EFF利用国は、マクロ経済的安定性を維持する政策に加え、制度的または経済的な脆弱性に対処するための構造改革に重点を置いた政策に取り組むことが期待される。
- 支払いは定量的パフォーマンス基準の遵守を条件として実行される。
- プログラムの目的を達成する上で重要な構造的施策の実施状況は、対ベンチマーク評価を含め総合的に評価される。

### 審査手順
- IMFのリソースはトランシュ（段階）ごとにアクセスされるため、政策とプログラムの実施状況を定期的に審査する。
- IMF理事会は定期的にプログラムのパフォーマンスを評価し、経済発展に適応するよう調整できる。

### 条件（期間・返済・金利・手数料・利用枠）
- 期間
  - 通常の承認期間は3年。
  - 大幅で持続的な構造改革を実施するために最⻑で4年承認されることもある。
- 返済期間
  - 半年ごとの均等分割払い12回により、4年半から10年で返済。
- 金利（構成）
  - 基本金利：市場で決定される特別引出権（SDR）の金利（下限は5ベーシスポイント）とマージン（現在は60ベーシスポイント）、これらを合わせて基本金利とする。
  - 上乗せ金利：
    - 各国のクォータの200%を超える融資残高については、300ベーシスポイントの上乗せ金利を適用。
    - 融資残高が51か月後もクォータの300％を超えている場合は、この上乗せ金利は275ベーシスポイントに上昇。
    - 上乗せ金利の目的は、多額のIMF資金を長期間利用することを抑制するためである。
- コミットメント手数料（コミットされた資金に対する手数料）
  - 各12か月間の開始時に、その期間中に引き出すことができる金額に対して課される。
  - コミット額がクォータの200％以下の場合は15ベーシスポイント。
  - クォータの200％超600％以下の部分については30ベーシスポイント。
  - クォータの600％を超える部分については60ベーシスポイント。
  - 当該期間中に資金が引き出された場合、手数料は引出額に応じて日割りで返還される。
  - 加盟国がコミットされた全額を借り入れた場合、この手数料は全額返還される。
- サービスチャージ
  - 引き出し額に対して、50ベーシスポイントのサービスチャージがかかる。
- 利用枠
  - 通常のアクセス：いずれの12か月間においてもクォータの200％、かつ返済額を差し引いた上で、取決め期間全体を通じた累積上限はクォータの600％。
  - 例外的アクセス：例外的アクセスポリシーに基づいてケースバイケースで決定。
- 特記事項
  - EFFは一般的に、将来の国際収支問題を想定して予防的に取り決められるものではない。

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_Source: https://www.imf.org/-/media/files/factsheets/japanese/2026/eff2026.pdf_
