## 日本のお札の新しい顔

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### 新紙幣の概要
- 日本政府は日本の紙幣（日本銀行券）の多くと500円硬貨を一新すると発表した。
- 2019年4月、最も一般的に使われている3種類の銀行券（千円札、5千円札、1万円札）と500円硬貨の新デザインが財務省によって明らかにされた。
- 日本銀行券の図柄は20年毎に刷新されていて、新紙幣が登場するのは2024年となり、新500円硬貨は新紙幣に先立ってお目見えする。

### 図柄の説明（3人のリーダー）
- 新紙幣は、近代日本の発展をリードした19世紀、20世紀の偉人3人を称えている。
  - 1万円札に描かれるのは渋沢栄一（1840–1931）。説明文からの要点：
    - 「日本資本主義の父」と称される。
    - 財界のリーダーであり、日本初の銀行など500もの企業や経済団体を設立した起業家。
    - 渋沢が立ち上げた企業は、東京証券取引所を含め、多数が現存している。
    - 市民社会の擁護者であり、収益よりも公共の利益が優先されるべきと考え、社会福祉や教育、国際交流を促進する数百の組織の設立に関わった。
    - 渋沢はかつて「経済に国境なし」と述べている。
  - 新5千円札に登場するのは津田梅子（1864–1929）。説明文からの要点：
    - 日本の女子教育の先駆者。
    - 1871年、幼少の津田は、政府の外交プログラムで日本初の女子留学生の1人として海外に派遣された。
    - 帰国後、女性の高等教育のために奮闘し、ついには日本で最初の女子大学のひとつ（現在の津田塾大学）を創立した。
  - 新しい千円札の顔となるのは北里柴三郎（1853–1931）。説明文からの要点：
    - 医師で細菌学者。
    - 破傷風の予防法を発見し、腺ペストの感染病原体の共同発見者でもあった。
    - 私立伝染病研究所を設立し、日本における近代医学の礎を築いた。
    - 1901年にはノーベル賞の候補に選ばれている。

### 芸術作品と裏面図柄
- 千円札の裏側には葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が採用されている。
  - 「神奈川沖浪裏」は1830年頃に完成。
  - 新しい顔料「プルシアンブルー（ベロ藍）」が用いられ、躍動感のある大波が背景の富士山を鉤爪のように縁取る描写が特徴。
  - 前景では波に持ち上げられた船の上で漁師たちがうずくまっている。
  - 北斎の浮世絵はクロード・モネ、メアリー・カサット、フィンセント・ファン・ゴッホなど外国の芸術家たちに影響を与えた。
- 5千円札と1万円札の裏には、それぞれ藤の花と東京駅丸の内駅舎が描かれている。

### セキュリティ技術と素材
- 新紙幣は最先端の偽造防止技術と世界的に有名な芸術作品を組み合わせたデザインとなっている。
- 新紙幣3種類ともに表側で高度な3Dホログラムによる肖像が動きを捉える設計。
  - 財務省によれば、傾けると肖像が回転するホログラムが銀行券に採用されるのは世界初。
- セキュリティ策として以下が新たに組み入れられる：
  - 高精細なすき入れ模様
  - ストライプタイプやパッチタイプのホログラム
- 日本銀行券の材料には、日本特産の繊維も使われる。

### 現金流通と政策意図
- 政府によってキャッシュレス化推進策が実施されているものの、日本では他国に比べて現金志向が非常に根強い。
- キャッシュレス決済率が上昇してきているとはいえ、貯蓄の習慣もあることから通貨の流通量は増加している。
- 財務省の担当者は、信頼性の高い通貨の供給継続に対するニーズはまだあると述べている。
- 財務省はこれら新デザインが信頼性の高い通貨供給のニーズに応えるものとなると期待している。

*出典: ファイナンス＆ディベロップメント 2019年9月「カレンシーノート」*

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