## 闇に隠された資金を突き止めることは、ガバナンス強化を意味する

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### 概要
- 世界GDPは昨年、87兆ドルだったが、1980年の11兆ドルから大幅に増加している。
- こうした成長の一方で、世界経済の「暗部」には政府の徴税、規制、法執行の手を逃れた資金が存在する。
- IMFは、ガバナンス強化を通じてこうした資金の摘発や腐敗抑制に取り組んでいる。

### 主要な数値と推定
- 87兆ドル：世界GDP（昨年）。
- 11兆ドル：1980年の世界GDP。
- 7兆ドル：世界GDPの8%に相当すると見られる、オフショアの金融センターに隠されていると推定される私有財産の額。
- 8%：7兆ドルが世界GDPに占める比率。
- 1兆ドル：ある試算による、汚職など世界の腐敗を3分の1減らすことで達成できる政府歳入の増加額。
- 3分の1：汚職を理由に教育と医療に充てられる予算の割合が低下する程度（低所得国における腐敗度の高い国の例として示される）。

### 公共財政・社会支出への影響
- 汚職や資金の流出は、教育や医療など公共サービスへの支出を削減し、社会支出の有効性を低下させる。
- 数兆ドルに及ぶ資金の流出は、インフラ建設や医療・教育改善など政府の資金需要を脅かし、格差や貧困の是正力を弱める。
- IMFの研究は、認識されている腐敗の度合いが低い国では公共投資プロジェクトにおける浪費が著しく少ないことを示している。

### 原因・ドライバー
- 汚職による不正取得、規制格差の悪用、税務上の住所の利用（脱税に相当する可能性）。
- デジタルファイナンス、暗号資産、サイバー犯罪の台頭により課題は一層困難に。
- ダークウェブ：盗まれた身分証明情報から武器・麻薬までが売買される市場として言及。

### IMFの取組とガバナンス強化
- IMFは約20年近くにわたり、各国政府当局、国際機関、民間セクターと連携して資金洗浄やテロ資金供与と闘ってきた。
- 財政の透明性向上や腐敗抑制に向けた取り組みの最前線に立っている。
- 昨年、IMFは徴税、中央銀行、金融監督や金融市場規制など経済との関連性が高い機能を網羅した包括的なガバナンス枠組みを採択した（文中：昨年）。

### 方針と推奨行動
- 国際社会は規制上のグレーゾーンを除去すべきという声が高まっている。
- ガバナンス強化は長期にわたる継続的な努力を必要とし、正しいだけでなく多くの人々に具体的利益をもたらす。
- 協力によって成功の可能性を高めることが重要。

*デビッド・リプトンは国際通貨基金（IMF）の専務理事代行。*

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