コロナウイルスの経済的影響に国々が対処するためのIMF支援

2020年3月3日

公衆衛生災害によって緊急に融資を必要とする加盟国に支援を提供できるよう、国際通貨基金(IMF)は態勢を整えています。

コロナウイルスのような世界的な公衆衛生危機は必然的に経済にマイナス影響を及ぼしえます。政策助言と融資を通じた支援を各国に提供することはIMFが果たすべき役割のひとつです。

政策助言、技術支援、資金面での支援をタイムリーに提供できるよう、IMFは世界銀行、世界保健機関(WHO)、アジア開発銀行といった開発パートナーや、その他の公衆衛生当局と緊密に協力しています。

コロナウイルスの経済的な影響に国々が対応できるよう支援するためにIMFは次のような諸制度を備えています。

緊急融資

ラピッド・クレジット・ファシリティRCF)とラピッド・ファイナンシング・インストルメントRFIは、完全なプログラム準備の必要なく、資金面での緊急支援を加盟国が受けられるようにします。コロナウイルスのような緊急事態に対処する政策を加盟国が実行できるよう支援するために、こうした融資の支払いは非常に速やかに実行されえます。2016年にIMFは、ここ数十年で最大級の地震が起こった後、エクアドルにRFIの緊急融資を提供しました。ラピッド・ファイナンシング・インストルメントRFI)は、完全なプログラム準備の必要なく、資金面での緊急支援を加盟国が受けられるようにします。コロナウイルスのような緊急事態に対処する政策を加盟国が実行できるよう支援するために、こうした融資の支払いは非常に速やかに実行されえます。2016年にIMFは、ここ数十年で最大級の地震が起こった後、エクアドルにRFIの緊急融資を提供しました。

既存の融資プログラムを増強

コロナウイルスによって新たに生じている緊急ニーズに合わせて国々を支援するために、IMFは必要に応じて既存のプログラムを修正できます。IMFは、エボラ出血熱の流行と戦うため、2014年にギニア、リベリア、シエラレオネに迅速に追加資金を提供した最初の国際金融機関でした。こうしたIMFの対応は、これら国々が重要な保健衛生支出を予算から捻出する上で役立ち、ドナーにとっての触媒として機能しました。ドナーからの支援は主に保健衛生支出のために行われました。

債務救済のため贈与

大災害抑制・救済基金によって、IMFに返済すべき債務がある最も脆弱な最貧国に対して、公衆衛生災害を含めて災害対策を支援するため、債務救済のための贈与を提供することが可能になっています。2014年にエボラ出血熱が流行した際にはギニア、リベリア、シエラレオネを支援するために、この制度が活用されました。

新しい融資取極

こうした上記の制度は、資金面での緊急ニーズに応じて迅速な支払いが可能であるためなど、そのいずれかの活用が望ましいことが一般的ですが、IMFはスタンドバイ取極など既存制度の下で、新しい融資取極を通じて支援を提供することもできます。

能力開発を通じてIMFは脆弱な国々を支援し続けます。公的資源の活用先を速やかに変更する必要がある点を踏まえ、IMFは影響を受けた国々や開発パートナーとの間で緊密な協力を継続しており、能力開発活動の優先順位を必要に応じて変更できるように取り組んでいます。

国際通貨基金