## 再び増加しつつある世界債務

_IMF Blog, September 13, 2023_

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**Canonical URL:** [再び増加しつつある世界債務](https://www.imf.org/ja/blogs/articles/2023/09/13/global-debt-is-returning-to-its-rising-trend)

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## Bibliographic details
- Authors: Vitor Gaspar, Marcos Poplawski-Ribeiro, Jiae Yoo
- Published: September 13, 2023

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### 要旨と主要所見
- IMF「世界債務データベース」の最新版では、世界の債務は2年連続で縮小したものの、パンデミック前の水準を依然として上回っている。
- 昨年の債務総額は対世界GDP比で238%となり、2019年より9%ポイント高い。
- 債務総額は米ドルベースで235兆ドルに達し、2021年の水準を2,000億ドル上回っている。
- 公的債務は過去2年間で対GDP比で8%ポイント減少したにとどまり、パンデミック関連の増加分の約半分しか相殺されていない。
- 民間債務（家計と非金融企業を含む）は対GDP比で12%ポイント低下したが、パンデミック中の急増分を完全には帳消しにしていない。

### 債務の動向（長期とセクター別）
- 世界全体の債務の対GDP比はパンデミック以前から数十年にわたり上昇してきた。
- 世界の公的債務は1970年代半ばから3倍になり、2022年末には対GDP比92%（91兆ドル強）に達した。
- 世界の民間債務も3倍に拡大して対GDP比146%（ほぼ144兆ドル）に達したが、これは1960年から2022年にかけての長期的な増加の結果である。
- 中国は世界債務拡大において中心的役割を果たしている。借入の伸びが経済成長を上回ったためで、中国の債務の対GDP比は米国と同水準にまで達しているが、ドルベースの債務総額は中国が47.5兆ドル、米国がほぼ70兆ドルと中国は依然として下回っている。
- 非金融企業の債務に関しては、中国のシェアは28%と世界最大である。

### 低所得国と新興市場の状況
- 低所得国では過去20年で債務が大幅に増加している。民間債務を中心に水準は依然として先進国や新興市場国より低いが、増加ペースが脆弱性をもたらしている。
- 低所得途上国の半数以上が過剰債務に陥っているか、そのリスクが高い。
- 約5分の1の新興市場国のソブリン債がディストレスト水準で取引されている。

### 債務脆弱性への対応と政策提言
- 各国政府は債務脆弱性の低減と長期的な債務トレンドの反転を促進するために緊急に対策を講じる必要がある。
- 民間部門の債務については、家計および非金融企業の債務とそれに関連した金融安定性リスクを注意深く監視することが重要である。
- 公的債務の脆弱性に対しては、信頼性のある財政枠組みを構築することにより、支出ニーズと債務の持続可能性とのバランスを取るプロセスの舵取りを行うべきである。
- 低所得国向けの施策としては、追加税収の徴収能力を向上させることが鍵となる（「財政モニター」の議論に基づく）。
- 持続不可能な債務を抱える国については、財政規律に加え、適用可能であればG20共通枠組みの下での債務再編を含む包括的なアプローチが必要である（「世界経済見通し」での指摘を踏まえる）。

### 債務削減の重要性と成長への含意
- 債務を削減すれば財政余地が生まれ、新たな投資が可能となり、今後数年にわたって経済成長の促進を助ける。
- 潜在GDPを押し上げる労働・製品市場の改革は、債務削減と成長促進の目標を支える。
- 炭素課税を含む税制に関する国際協調は、財政に対する圧力を軽減しうる。

*本ブログは、ユーソフ・キエンドリビエゴとロベルト・ペレッリ、ヴィクトリア・ヘイヴァー、魏鐘濠、張晨璐による研究を取り入れている。*

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## References

- [世界債務データベース](https://www.imf.org/external/datamapper/datasets/GDD)
- [財政モニター](https://www.imf.org/en/Publications/FM/Issues/2023/04/03/fiscal-monitor-april-2023)

_Source: https://www.imf.org/ja/blogs/articles/2023/09/13/global-debt-is-returning-to-its-rising-trend_
