トーマス・ヘルブリングはIMFアジア太平洋局副局長。スイス国籍。同局の中国および韓国、モンゴルに関する業務ならびに地域的な問題に関する業務を統括。以前には、西半球局でメキシコ担当のミッションチーフを務めたほか、アジア太平洋局でインドネシアおよびフィリピン担当のミッションチーフを務めた。1994年にIMFでの勤務を開始して以来、幅広い問題に取り組んできた。2012年から2015年にかけては世界経済研究課の課長を務め、IMFの「世界経済見通し」に関する業務を共同で指揮した。2016年から2019年にかけてはオーストラリア・ニュージーランド課の課長となり、両国担当のミッションチーフを務めた。最近では、一次産品の価格変動と世界経済情勢、世界の石油市場、国際経済政策問題、国際的な景気循環のリンケージ、経済史を中心に研究を行っている。スイス・ジュネーブの国際・開発研究大学院で国際経済学博士号を取得。