ASEANが直面するグローバルな課題と政策の優先事項
IMF News, November 13, 2022
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- Published: November 13, 2022
世界経済の見通し(要旨)
- 過去3年間で新型コロナウイルスのパンデミック、欧州での戦争、生活費の危機といった「ショックに次ぐショック」を経験。
- 世界経済成長率の推移(出典のまま正確に記載):
- 2021年: 6%
- 2022年: 3.2%(見込み)
- 2023年: 2.7%(予測)
- 成長率が2%を下回る確率: 25%
- 主因:
- パンデミックによるサプライチェーンの中断
- エネルギーと食料価格の急上昇
- 高インフレの持続 → 金融環境のタイト化 → 世界経済の急減速
- 地政学的・経済的分断の進行が、貧困と安全性の悪化につながる懸念。
ASEANの見通しと役割
- ASEANの成長見通し(出典のまま正確に記載):
- 今年: 5%
- 来年: 4.7%
- 成長要因:
- 構造改革の着実な進展
- 経済統合の度合いの高さ
- 期待される役割:
- 分断を防ぎ、世界経済が「正しい道」を歩むことを奨励する重要な役割を果たす。
- 共同行動による強化(首相の「共に歩む」メッセージの支持)。
- 同時に留意すべき点:
- パンデミックの傷跡と世界経済の減速による打撃への対処が必要。
- 政策調整と傷跡の認識が重要。
政策の優先事項(3点)
- 第1: 頑固なインフレと闘う
- 中央銀行は「インフレが目に見える形で低下するまで」引き締めを行う必要がある。
- 物価の安定は成長の基礎であるため、引き締めは適切な手段。
- 引き締めは短期的な現象ではない可能性があり、FRBを含む主要中央銀行は引き締めの姿勢を維持すべきであると明示。
- 各国は自国の金融政策や為替政策において高金利とドル高の関係を考慮する必要がある。
- 第2: 財政政策の的確なターゲティング
- 支援は「最も支援を必要とする人々に慎重に的を絞る」べき。
- 公的資源がどの程度の期間求められるか不確実であるため、普遍的な拡張ではなく精緻なターゲティングが重要。
- 第3: 機会の活用(成長分野への対応)
- サプライチェーンの変化は新しい機会を生む。
- 「気候に強いグリーンな経済」が生み出す機会を掴むべき。
- デジタル化は独自のリスクを伴うが、別の機会を生み出しており、地域では高いパフォーマンスが見られる。
結論的所見
- 全体として「ASEANは良くやっている」と評価。
- 暗雲のなかでも「夜空に星を輝かせる」ために、将来世代のための協力と統合した世界が必要。
- ASEANの役割への感謝と期待。
出典: ASEAN首脳会議でのクリスタリナ・ゲオルギエバIMF専務理事による演説、プノンペン、2022年11月13日