IMF理事会、クォータ増額の提案を承認
IMF News, November 7, 2023
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- Published: November 7, 2023
決定の概要
- 理事会は、第16次クォータ一般見直し(第16次見直し)の完了に関する提案を承認。
- 提案の中核は、クォータを50%増額し加盟国に現在の割当額に比例して配分すること。
- 本提案は、2023年年次総会における国際通貨金融委員会(IMFC)のガイダンスに従うものである。
- 理事会は、総務会が2023年12月15日までに本提案に関する投票を行うことを要請。総務会による承認には、総議決権の85%の多数が必要。
目的と期待される影響
- クォータ増額による効果:
- IMFの恒久的な財源を増強する。
- 借入資金への依存度を低減させる。
- クォータを基礎とするIMFの性質を強め、世界の金融安定を確保することに資する。
- 提案では、クォータ増額が発効次第、国別借入取極と新規借入取極(NAB)から成る借入資金を縮小して、IMFの現在の融資能力を維持することが想定されている。
クォータ調整と今後の方針
- 加盟国は、最も貧しい国々のクォータシェアを保護しつつ、世界経済における各加盟国の相対的な地位をより良く反映させるためにクォータシェアを調整する緊急性と重要性を認識。
- 理事会は、第17次クォータ一般見直しの下で、新たなクォータ計算式を通じたものを含め、さらなるクォータシェアの調整に向けた指針として考えられる複数のアプローチを2025年6月までに策定すべく取り組むことを求めている。
- このガイダンスを実施するための取り組みは、第16次見直し完了後、可能な限り早く開始される。
発言の要旨(クリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事)
- 「第16次見直しを完了しクォータを増額することは、国際金融セーフティネットの中心にあり、強固で、クォータを基礎とし、かつ、十分な資金基盤を有するIMFを維持することに資するでしょう。十分な資金基盤を有するIMFは、世界の金融安定を確保し、不確実でショックが発生しやすい世界における加盟国の潜在的なニーズに応える上で必要不可欠です」
- 「クォータ増額の提案は、世界経済とIMFの加盟国が複雑な時期にある中で行われました。国際協調の精神に基づき、本提案が加盟国から可能な限り幅広い支持を集め、第17次見直しの下でクォータの調整に関して前進することを私は期待しています」
- 「世界が分断化の進行に対処する中、本日の決定は、困難な世界環境において加盟国の舵取りを効果的に支援するIMFの能力に対する信頼の醸成につながるような協調的な解決策を、加盟国が団結して支持することが依然可能であるという強力なシグナルを送るものです」
実施に関する手続き・次のステップ
- 理事会の決定を受けて総務会の投票(期限: 2023年12月15日)を経る必要あり。承認には総議決権の85%の多数が必要。
- クォータ増額の発効後、借入取極(国別借入取極とNAB)の縮小を通じて、IMFの融資能力を維持する運用が見込まれる。
- 第17次見直しに向けた具体的なクォータ調整案の策定作業を、遅くとも2025年6月までに完了させることが求められている。
参考連絡先(IMFコミュニケーション局)
- プレスオフィサー: カミラ・ペレズ
- 電話:+1 202 623-7100
- Eメール: MEDIA@IMF.org
出典: IMF理事会、クォータ増額の提案を承認(プレスリリース No. 23/383、2023年11月7日)