クリスティーヌ・ラガルドIMF専務理事、次期副専務理に張涛氏を任命へ

2016年7月8日

国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は本日、2016年8月22日付けで張涛氏を副専務理事に任命する案を明らかにした。現在中国人民銀行(PBOC)の副総裁を務める張氏は、7月25日に退任する朱民氏( プレスリリースNo.16/297)の後任となる。

張氏の任命についてラガルド氏は以下のように語った。

「張涛氏を次期副専務理事に指名することを大変喜ばしく思う。張氏はIMFに、国際レベルの経済に関する専門知識、公的部門の政策形成の実績、及び外交スキルをもたらすだろう。さらに、国際金融機関で豊富な経験を有する張氏は、コミュニケーション及び交渉スキルにも長け、IMFの政策と様々なプロセスに関する優れた知識を備えている。実際、同氏は2011年から2015年に中国理事を務めたことから、IMFで良く知られかつ極めて尊敬されている」。

張涛氏は、PBOC副総裁就任以前は、同銀行の法務部トップを務めた。またPBOCでのキャリアにおいて、金融調査統計部長、国際部長など様々なポストに就いた。

世界銀行(1995年~1997年)勤務後、アジア開発銀行(1997年~2004年)にも勤務した。この間に、同氏はアジア太平洋地域及び小島嶼国を中心に、国別事業において重要な経験を積んだ。

張氏は、カリフォルニア大学サンタクルーズ校にて、国際経済学修士号及び博士号を取得。北京の清華大学にて、電気工学学士号及び金融修士号を取得した。

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