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IMFにおける倫理および高潔性について

IMFのインテグリティ・ホットライン

2008年6月17日

IMFはスタッフの不適切な行動に関する申し立てに対応するため、インテグリティ(倫理)・ホットラインを設置しました。インテグリティ・ホットラインへの通報は機密扱いとされ、情報の提供者は匿名あるいは身元を明かしたうえで、報告することができます。またインテグリティ・ホットラインは、内部あるいは外部のいずれの情報源からの情報も受け付けています。IMFのスタッフは、スタッフ行動規範に示されているように、IMFの規則と方針に従い職務を遂行することが求められています。同時にスタッフは、誠実性、高潔性および独立性というIMFのコア・スタンダードを遵守し、IMFが確立している優れたガバナンス(統治)と高い評価に貢献することが期待されています。インテグリティ・ホットラインの設置によって、IMFの最高の倫理基準へのコミットメントがさらに強化されることになります。

スタッフの不適切な行動に関する報告

IMFの役員、スタッフまたはコンサルタントによる不適切な行動に関する申し立ては、IMFのインテグリティ・ホットラインに電話または文書で行うことができます。また、スタッフの不適切な行動は、IMFのスタッフまたは一般市民かを問わず、誰でも報告することができます。

スタッフの不適切な行動に関する申し立ては、以下の方法で行なうことができます。

報告されたすべての情報は、IMFの倫理室で対応し、追跡調査を行います。倫理室は、匿名の報告を含めすべての報告を調査します。インテグリティ・ホットラインへの電話による報告は、担当者が英語で対応しますが、通訳をつけることができます。北米地域に居住している方には、フリーダイヤル1-800-548-5384からインテグリティ・ホットラインに報告することをお勧めします。北米以外の地域に居住している方は、https://www.integrity-helpline.com/imf.jsp(*)のウェブサイトを通じて、文書で報告することをお勧めします。

提供される情報は、真実かつ正確であり、善意によるものでなければなりません。

不適切な行動に関する報告の内容

スタッフの不適切な行動に関する報告では、以下の詳細事項を含めて、できるだけ具体的な情報を提供してください。

  • どのような種類の不適切な行動なのか
  • これらの不適切な行動はいつ、どこで行われたのか
  • がこのような不適切な行動に関わり、詳細を知っているのか
  • 不適切な行動はどのようにして実行されたのか
  • なぜこの行動が不適切であると考えるのか

秘密厳守と追跡調査

スタッフの不適切な行動について、インテグリティ・ホットラインに文書または電話で報告する場合、いずれも匿名を希望するのであれば、情報提供者の身元調査は一切行われません。インテグリティ・ホットラインは、徹底した守秘義務の下独立した第三者によって運営されています。インテグリティ・ホットラインへの通話は録音されませんが、さらに情報を収集して詳細を確認するにあたり情報提供者への連絡が可能であれば、追跡調査をより効率的に行えることが多く、情報を裏づける証拠を入手する可能性が高くなります。そのため情報を提供する際に身元を明らかにし、希望する際は、秘密扱いを要請することをお勧めします。その場合IMFは、情報提供者が、調査に関連して倫理に反した行動をとった、あるいは関与した疑いがある場合を除いて、調査に無関係な、いかなる人物に対しても身元を明らかにすることはありません。

氏名と連絡先を教えていただいた場合、IMFの倫理室のスタッフは、IMFが実施した措置に関する最新情報を提供することができます。ただし、申し立ての内容が秘密を要する場合は、調査に関する詳細な情報の提供が限定される場合もあります。

裏付け文書の提供

スタッフの不適切な行動について報告する場合、物的証拠を提出する必要はありませんが、報告の裏付けとなる文書を提供して調査に協力することができます。裏付け文書はIMF倫理室に直接提出してください。提出された文書は返却されません。

報告の裏付け文書は電子メール、ファクスまたは郵便で提出することができます。

  • 電子メール: ethics@imf.org
  • ファクス: 202-623-9345
  • 郵便の宛先:
    Ethic Office
    International Monetary Fund
    700 19th Street, N.W.
    Washington, DC 20431

IMFにおける情報提供者の保護

IMFは情報の提供が優れたガバナンスを確保する1つの重要な方法であると考えています。不適切な行動が疑われる事例を報告するスタッフおよびその他の関係者は、あらゆる形の報復行動から完全に保護されます。インテグリティ・ホットラインを利用して情報を提供した者が、善意をもって疑問を提起し、懸念を報告したことを理由に、IMFにおいて処罰や理不尽な待遇を受けたり、また解雇されることはありません。善意をもって報告しても、それが常に正しいとは限りません。善意とは、自分は真実を語っていると誠実に信じることです。申し立て通りに不適切な行動が実際に行われたとするIMFの結論とは関係なく、情報提供者は報復から保護される権利を有します。ただし悪意による報告、または意図的に行った虚偽の報告は容認されません。

問い合わせ

IMFのインテグリティ・ホットラインまたは倫理規定についてのご質問は、倫理室まで電子メールにて(ethics@imf.org)お問い合わせください。

(*) In English