IMFの資金調達源
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概要
- IMFの加盟国に対する最善の条件での融資(非譲許的融資)の財源は、加盟国のクォータ(出資割当額)を中心に、加盟国から調達される。
- 多国間、もしくは二国間の取極めは、クォータの資金を補完し、危機の際に加盟国を支援する重要な役割を果たす。
- IMFの総財源は現在、約9,770億SDRであり、約7,130億SDR(約1兆米ドル)の融資能力に相当する。
IMFの財源の内訳
- IMFの財源は3つある:
- 加盟国のクォータ
- 新規借入取極(NAB: New Arrangements to Borrow)
- 国別借入取極(BBA: Bilateral Borrowing Agreements)
加盟国のクォータ
- IMFの主な財源は加盟国のクォータである。各加盟国のクォータは世界における経済規模と地位を反映する。
新規借入取極(NAB)
- NABはクォータを補う主な財源であり、IMFと複数の加盟国や機関の間で結ばれる。
- IMF理事会は2020年1月に、NABの規模を3,610億SDR(4,820億米ドル)へ倍増することで合意した。
- 2021年1月にNABの改革が発効し、NABの規模が2021年から2025年の取極期間に3,610億SDR(4,820億米ドル)へ、倍近くに増えた。
- 概要としての要点:
- 参加国は40(現在38か国、参加見込み2か国)
- 2021年1月よりNABの規模が倍増し3,610億SDR(4,820億米ドル)となった。
- 5年間の現在のNAB取極期間は2021年1月から2025年12月まで。
- NAB発動のためには、投票資格を有する参加国の85%の支持が必要。
- 2011年4月から2016年2月までに10回発動されている。6
国別借入取極(BBA)
- BBAはクォータやNABに次ぐ第3の防衛線として機能し、各国と個別に締結される取極めである。
- IMFは世界金融危機が始まった当初から現在まで、加盟国の融資ニーズに対応できるように一連の国別借入取極を締結してきた。
- 2020年のBBAには42の債権国が参加。
- 発効済みの42の取極めのコミットメント総額:1390億SDR(1850億米ドル)。
- 当初の期間は2023年末まで。債権者の同意を得て2024年末まで延長可能。
- 取極めの発動には、投票資格を有する債権国の85%の支持が必要。
IMFの融資能力維持に関する要点
- クォータが足りない場合、NABはクォータに次ぐ第2の資金調達源としての機能を果たす。
- NABを通じて、複数の加盟国と政府機関が国際金融システムに補完的な財源を融資する態勢を整えている。
- BBAは、最終手段としての融資能力維持において重要な役割を果たす。
References