クリスタリナ・ゲオルギエバ

専務理事

 

2019 年 10月 1日 

 

クリスタリナ・ゲオルギエバ氏2019年10月1日に第12代国際通貨基金 専務理事に就任。

 

略歴

 

IMF専務理事として選出される以前、ゲオルギエバ氏は2017年1月から2019年9月まで世界銀行の最高経営責任者(CEO)を務めた。同職在任中には3か月間、世界銀行暫定総裁の役を担った。

 

世界銀行CEOに就任する前、ゲオルギエバ氏は欧州連合(EU)の課題設定を支えていた。欧州委員会にて、予算と人的資源を担当する副委員長として1,610億ユーロ(1,750億米ドル)のEU予算と33,000人の職員を管理した。同職では、欧州債務危機と2015年難民危機への対応に深く関与した。それ以前には、国際協力・人道支援・危機対応を担当する欧州委員として、世界最大規模の人道支援予算を管理した。

 

欧州委員に就任する前、ゲオルギエバ氏は世界銀行に17年勤め、2008年には副総裁兼官房長に任命された。同職においては、世界銀行幹部、理事会、出資国の間での対話を調整した。

 

その他、ゲオルギエバ氏は多くの幹部・管理職を歴任した。これには、世界銀行の持続可能な開発担当局長、ロシア連邦担当局長(モスクワ駐在)、環境担当局長、また、東アジア・太平洋地域の環境・社会開発担当局長が含まれる。ゲオルギエバ氏は1993年に環境エコノミストとして世界銀行での勤務を開始した。

 

ゲオルギエバ氏は、気候変動への適応に関する世界委員会(Global Commission on Adaptation)の共同議長、国連人道資金の調達に関するハイレベルパネル共同議長など、多くの国際パネルでの役割を担っている。また、ミクロ経済学とマクロ経済学の教科書など、環境政策・経済政策に関して著者、共著者として100点を超える出版物を執筆している。

 

ゲオルギエバ氏はブルガリアのソフィア出身。1953年生まれ。ソフィアにある国家世界経済大学で政治経済学と社会学の修士号、経済科学博士号を取得。1977年から1993年には同大学の准教授を務めた。研究者であった期間には、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスやマサチューセッツ工科大学(MIT)の客員研究員も務めた。

 

2010年にゲオルギエバ氏は、EUの人道危機対応で発揮したリーダーシップを理由にヨーロピアンボイス紙の「今年の欧州人」「今年の欧州委員」に指名された。