ピエール・オリヴィエ・グランシャ
経済顧問兼調査局長
カリフォルニア大学バークレー校を休職中。バークレー校では経済学部およびハース・スクール・オブ・ビジネスでグローバル経営学のS.K./Angela Chan教授を務める。IMFの主要研究誌であるIMF Economic Reviewが創刊された2009年から2016年まで同誌の編集長を務めた。その後、2017年から2019年までJournal of International Economics誌のマネージング・エディターを、2019年から2022年までAmerican Economic Review誌の共同編集者を務めた。国際金融・マクロ経済プログラムのディレクターを務める全米経済研究所(NBER)とリサーチフェローを務める経済政策研究センター(CEPR)、フェローを務める計量経済学会を休職中。
グランシャ教授の主な研究分野はマクロ経済学と金融。最近は以下の研究に注力している:①グローバルな安全資産の不足と世界的不均衡、通貨戦争②国際通貨制度と米ドルの役割③支配的な通貨のパラダイム④発展途上国との資本フローを左右する要因⑤国際的な資産ポートフォリオ⑥世界金融危機⑦新型コロナウイルス危機の影響⑧企業倒産の危機。グランシャ教授は2007年にBernácer Prize (マクロ経済および金融分野における40歳以下の最優秀欧州経済学者賞)を、2008年にPrix du Meilleur Jeune Economiste (40歳以下の最優秀フランス人経済学者賞)を受賞した。2012年から2013年にかけて、 フランス首相経済諮問委員会 のメンバーであった。
エコール・ポリテクニークで学び、1996年にマサチューセッツ工科大学の博士号を取得。 2003年にカリフォルニア大学バークレー校の経済学部で仕事を始める前はスタンフォード大学経営大学院とプリンストン大学で教鞭をとった。フランスのモンペリエで育った。