カルラ・グラッソ

カルラ・グラッソ

IMF 副専務理事

略歴

 

2015 4 8

 

2015 2 2 日、IMF 副専務理事及び首席管理官に就任。ブラジルとイタリアの両国籍を取得している。

 

職務は IMF のすべての行政事務を監督、その予算、人事、技術、一般サービス、内部監査の各業務の調整、連携を図る。IMF 組織全体としての有効性に不可欠な、これら業務の包括的かつ効率的で有効性ある管理の確保が狙い。これに加え IMF の能力構築、研修業務も監督する。

 

前職は世界有数の鉱業会社ヴァレで 14 年間勤務、2001 年から 2011 年の間は人事・企業サービス担当のバイス・プレジデント。この間、38 カ国で操業し 13

8000 人の社員を抱える同社の人事、IT、調達、通信、健康及び安全の分野での現代化努力を主導。

 

ヴァレ以前は、1994 年から 1997 年までブラジルの社会保障庁長官の他、社会保障、財務、企画の各省や大統領府で複数の顧問及び調整役といった職務を歴任。なかでも財政・税制分野に焦点を当てた社会保障改革と公的部門の資金調達ニーズ分析についての制度設計と提案に参画した。

 

ブラジリア大学で経済政策修士号を取得。ブラジリア・カトリック大学での国際経  済金融分野、及び連邦地区セントロ大学での経済数学分野でそれぞれ教授を務めた。

2014 年にはサンパウロの教育調査研究所(インスペール)でビジネス教育担当教授。