IMF理事会、クリスタリナ・ゲオルギエバ氏を2期目の専務理事に選出

2024年4月12日

ワシントン DC: 国際通貨基金(IMF)理事会は本日、クリスタリナ・ゲオルギエバ氏を2期目のIMF専務理事に選出した。 任期は2024年10月1日からの5年間である。理事会はコンセンサス方式により同決定に至った。

 2024年3月13日に確立された選出プロセス(プレスリリースNo. 24/86参照)に則り、理事会は唯一の指名候補者であったゲオルギエバ氏本人とも含めいくつかの協議を重ねた結果、本日の決定に至った。本日の会合後、理事会の調整役を務めるアフォンソ・S・ベビラクウァ理事とアブドッラー・F・ビン・ザラー理事は、次の声明を発表した。

 「本決定に際して、理事会は、ゲオルギエバ氏が任期中に強力かつ機動的なリーダーシップを発揮し、一連の重大な世界的ショックの舵取りを行った点を称賛した。ゲオルギエバ氏は、パンデミック発生以降97か国に対する3,600億ドル超の新規融資の承認や、最も貧しく最も脆弱な加盟国に対する債務救済、6,500億ドル相当の歴史的な特別引出権(SDR)配分など、そうしたショックに対するIMF史上未曽有の対応を主導した。同氏のリーダーシップの下、IMFは強靭性・持続可能性制度(RSF)や食料ショック融資枠を含む新しい革新的な融資制度を導入した。IMFは、貧困削減・成長トラストの増資を行い、最も貧しい加盟国向けに譲許的融資を行う能力を備えたほか、グローバル・ソブリン債務ラウンドテーブルを共同で設置した。また、IMFの恒久的財源を拡充するためにクォータの50%増額を堅め、理事会にサブサハラアフリカの3つ目の議席を追加することに合意した。

  理事会は、ゲオルギエバ氏がマクロ経済と金融の安定の問題に継続して重点を置くと同時に、加盟国全体のニーズに応えるべくIMFの絶えざる適応と進化を図っている点を歓迎している。理事会は、同氏が効果的な政策助言や能力開発、融資を通じてIMFの加盟国支援を強化することを重視している点を認識している。理事会は、引き続き専務理事と緊密に協力することを期待している」   

背景

ゲオルギエバ氏は、2019年10月1日に専務理事に就任した(プレスリリースNo.19/351参照)。専務理事は、IMFの運営を担う全職員の長ならびに理事会の議長を務める。専務理事は、約3,100名の職員が加盟国のために行っているIMFの業務を監督する上で、4名の副専務理事による補佐を受ける。

 ゲオルギエバ氏はブルガリア国籍で、2019年からIMF専務理事を務めている。現職就任前は、2017年1月から世界銀行の最高経営責任者(CEO)を務めた。2019年2月1日から4月8日にかけては、世界銀行の暫定総裁であった。以前には、欧州委員会で、国際協力・人道援助・危機対応担当委員および予算・人的資源担当副委員長を務めた。ゲオルギエバ氏はブルガリアの国家世界経済大学で政治経済学と社会学の修士号、経済科学博士号を取得し、1977年から1991年まで同大学で教鞭をとった。

ゲオルギエバ氏の略歴          
Kristalina Georgieva (imf.org)

専務理事の選出プロセスに関するファクトシート   https://www.imf.org/ja/About/Factsheets/Sheets/2022/MD-selection-process

専務理事の選出に関するQ&A         https://www.imf.org/ja/About/Factsheets/Sheets/2022/MD-selection-process/qandas 

 

 

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