2021年1月 アップデート
Fiscal Monitor, January 2021
Source details
- Canonical URL
- 2021年1月 アップデート
Other formats
Bibliographic details
- Published: January 27, 2021
概要・主要所見
- 世界で14兆ドルにおよぶ財政支援は人々の生命と生活を支え、パンデミック(感染症の世界的大流行)による消費と生産活動への影響を緩和してきた。
- 経済の収縮による歳入減少と相まって、財政支援は公的債務と財政赤字の拡大につながった。
- 2020年末時点の世界の公的債務は対GDP比98%に達した見込みだ。2019年10月の「財政モニター」では同時期に84%になると予想されていた。
財政状況の詳細(数値)
- 世界の財政支援規模: 14兆ドル
- 世界の公的債務(2020年末見込み): 対GDP比98%
- 2019年10月「財政モニター」予想(同時期の公的債務): 84%
- 2020年の財政赤字(平均):
- 先進国: 対GDP比–13.3%
- 新興市場国と中所得国: 対GDP比–10.3%
- 低所得途上国: 対GDP比–5.7%
分析とリスク評価
- 各国の財政対応を決定づけた要因は資金調達力であった。
- 治療薬やワクチンの普及には国際協調が不可欠である。
- 債務水準が高く、資金調達が困難あるいは困難になるリスクがある国を中心に、信頼性のある中期的な財政の枠組みが求められている。
政策提言・優先事項
- 脆弱な家計や企業に対する財政支援は、景気回復が本格化するまで適宜継続する必要がある。
- 財政政策は持続的回復を支え、さらに財政および資金調達リスクを管理しつつ、グリーン(環境配慮)、デジタル、インクルーシブ(包摂的)な経済への転換を促進する必要がある。
- 国際協調を通じた治療薬・ワクチンの普及支援を強化すること。
出典: 2021年1月 アップデート(財政モニター アップデート)